桜江町で楽しむ自然・歴史・伝統・文化
島根の中心にある江津市桜江町
美しい自然、芸術文化、歴史が残る町
島根県のちょうど真ん中にある江津市桜江町は、山々に囲まれ、中国最大の河川江の川が流れる自然豊かな地域です。古代より和紙の産地として、中世の室町時代には川を利用した朝鮮半島への貿易で栄え、その後は「津」として水運業で栄え、江戸時代にはたたら製鉄、明治時代~昭和にかけては島根県最大の養蚕産地として栄えました。
今も美しい自然景観や様々な食材など自然の恵みにあふれ、古代から人々の営みが栄えたことから大元神楽や石州勝地半紙などの伝統文化が栄え、今も大切に受け継がれています。
自然を楽しむ
-Natural scenery-
自然を楽しむ
-Natural scenery-

■観音滝
鹿賀谷川の上流、邑南町(旧石見町)との境界にある県立自然公園のひとつ。石英斑岩と安山岩の岩幅8mの間に、白布をかけたようにかかり、落差50mあまりのところを3段に分かれて落下します。その壮大さは中国地方屈指です。また、駐車場から滝までの道中には様々な苔が自生しています。

■千丈渓
八戸川の支流日和川が岩肌を浸食してできた約4.8kmの渓谷です。景勝地は白藤滝、相生滝、紅葉滝、千畳敷、魚切など『千丈渓24景』といわれ、中でも白藤滝は高さ40メートル、幅8メートルで最も美しい滝です。春の新緑、秋の紅葉と四季を通じてその美しさを楽しめます。
森の中で・川のほとりで泊まる
-Stay in nature-
森の中で・川のほとりで泊まる
-Stay in nature-

■温泉リゾート 風の国
森に囲まれた温泉リゾート風の国では、ホテルだけでなくグランピングやコテージなど自然を満喫できる多様な泊まり方ができます。また、温泉、屋内テニスコート等のアクティビティ、ドッグラン、ガーデンキッチンなどを楽しむことができます。

■美川旅館
江津市桜江町で最も古く、明治時代の創業から90年余の歴史をもつ老舗旅館。近くには中国地方最大の川、中国太郎と呼称される雄大な江の川があり、観光客・釣り人 ・ビジネス客と幅広い客層に支持され親しまれています。
石見神楽の原型 大元神楽
-Oomoto KAGURA-
石見神楽の原型 大元神楽
-Oomoto KAGURA-
神々の国日本。神を祀るために演じる神楽は、我が国最古にして最長の芸能と言われています。江津市桜江町には、国の重要無形民族文化財に指定されている大元神楽があります。大元神楽は古くから島根県の西部に広くあった大元信仰に由来し石見神楽の原型とされています。一種の農耕神的なものとして村々に祀られる集落の神「大元神」を祀って行う式年神楽(ところにより4年、5年、7年に一度)で、大元神楽特有の演目や石見神楽と同様な演目があり、ゆったりとした六調子で舞います。氏子の舞だけではなく、神社の神職さん達によって舞われる神事舞が受け継がれており、この中でも「託舞」と呼ばれる神がかり託宣の古儀を伝承されている事が一般の神楽に見られない大きな特徴です。
大元神楽は明治時代の「神職演武禁止令」、「神がかり禁止令」によって禁じられましたが、山間部の一部の地域で密かに伝承され今も残っています。民間では演劇的に発展した神楽が石見神楽として発展していきました。大元神楽は伝統のある神楽ですが、それぞれの土地の神様に捧げられる神楽の性格上、その地を離れて演ずることは出来ず、他の地域の人にはあまり知られていません。しかし、古来より脈々と受け継がれる非常に神秘的な神楽です。
■大元神楽伝承館
大元神楽伝承館では、復元展示された八畳ほどの舞殿をはじめ、神楽面・大元神楽御幣類・綱貫模型・大元神楽に関する様々な資料が展示されています。
多様な芸術に触れる
-Experence the art-
多様な芸術に触れる
-Experience the art-

■今井美術館
島根県八戸川の清流のほとりに建つ白壁をイメージした今井美術館は、周囲の緑影に溶け込み、自然と良く調和しています。院展出品作家による現代日本画を中心に、陶器、工芸品などを収蔵する美術館です。館内には、主に現代日本画を中心とした季節に合わせた作品を展示しているほか、毎年、東京展をはじめ全国主要都市を巡回する再興院展の島根展として開催しております。

■風の工房
室町時代から和紙が漉かれていた歴史のある紙漉きの郷・江津市桜江町で桜江町勝地に伝わる「勝地半紙(かちじはんし)」唯一の正式な継承者である佐々木誠氏と佐々木さとみ氏が和紙を漉き、ランプシェードをはじめ、様々な作品を手掛けている工房。温泉リゾート風の国の敷地内にあり、見学・商品購入だけでなく、紙漉きの体験ができます。